春に入会した東海セントポーリア協会の例会に参加しました。
通常は水曜日等の平日に行われているそうですが、
今回は年に数回の土曜日開催だったので参加できました。
大まかな内容は以下の通りです。
日時 1999年8月28日(土曜日) 10:00〜12:00
場所 東山植物園植物会館研修室
内容
人にはそれぞれ育て方が有り、どれが正しいと言う物では有りません。以下の話しは、大上さんの体験に基づく栽培方法です。(以下大上さんが喋っていると思って読んでください。)
長い間、セントポーリアを育ててきて、ここ数年、展示会の為に大株にし、”私が育てなければ”という気負いが無くなったせいか、コンパクトでもある程度シンメトリーな株で、沢山花が咲いてくれれば良いと思うようになりました。また転勤の為、ここ1、2年で栽培環境も変ったことで、以前より鉢数も少なくなりました。その事が良かったのか、1つ1つを丁寧に観察できるようになり、今は私なりに楽しんで育てています。
今回は初心者の方を対象に、セントポーリアは決して難しくないということを分かって頂く為に、私が育てているなかで、工夫を重ね、失敗もし、体験したことをお話します。
1.苗を育てよう
※1 3ヶ月という短い期間は大株作りの場合です。
2.植え替えと再成
3.根腐れの対応
夏は根腐れさせてしまうことの多い季節です。こんな時は思い切ってクラウンカット(根をすべてとってしまう。その姿が王冠のようなのでこのように呼びます)にして、水差しにしましょう。写真1のように細く切ったストッキングを葉に絡ませて2本の紐の先をコップに浸けておきます。(写真2)このとき、セントポーリア本体は水につけず、ストッキングの紐状を水に垂らすと、毛細現象で適度な水があがってきて発根します。暑ければ暑いように水を吸い上げ、寒ければ寒いように水を吸い上げません。
コップの中にはミリオンAを入れると水が腐らないでしょう。2週間もすると白い根が出てきます。早いものは3〜6ヶ月で花が咲いてくれます。
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写真 1
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写真 2
4.シンメトリーな株の育て方(葉の選定)
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普通種見本 ミニ種見本 品評会に出ているような株のようにシンメトリーに育てる為には、葉を取る時に工夫しなくてはなりません。セントポーリアの花茎は、3、6、9と言うように3の倍数で付きます。葉も3枚組みだと思って下さい。この3枚の組みを見つけて形を整えるとシンメトリーになります。
私(大上さん)は以下のようにしています。(以下、大上式シンメトリー法と記述します)
- 花芽が上がり、咲こうとしている株を選びます。(自分で葉挿しよりさ育てた株で始めると分かりやすい)
- 花芽が上がったらすぐ下の葉に同じ色のシールを貼ります。
- (1)の葉を基準に、3枚の組みを見つけ同じ色のシールを貼っていきます。(この時中心の小さい葉は気にしないで下さい。)
- 普通種だとこのシールを5段貼ります。(この15枚と言うのはシンメトリーになる最小枚数です。展示会の前の最終調整段階。ここから様子を見て葉数を増やしていくということ)
- シールの貼られてない葉は要らない葉なので取ります。(上の画像では分かりづらいと思いますが、普通種見本の最外の赤とオレンジの印の付いた葉は要らない葉です。)
※このシールは付けっぱなしでもその部分だけ色が薄くなるとかいう障害は起きてないそうです。しかし、見栄えの問題もあるので、外側のいずれはずすであろう1組か2組の葉だけシールを付けておき、中側のシールは取っておくと良いでしょう。
※大上式シンメトリー法のシールはね文具売り場で売っています。
商品名: マイタックラベル ニチバンKK 丸いシール5色入りで165円です。(1999年現在)
すぎっちょチャレンジ 実験にした株は11月5日から始まる展示会に出す予定のアラモストレンジャーです。(ポーリアさんに頂いた) [元株にシールを付けた状態]
シンメトリーに近い株です。[シール以外を取った]
おおっ!変になった・・・一番外の3枚を取ろう!![3枚余分にを取った]
何とか整ったが、写真の上部の部分にもう一枚葉っぱがほしい・・・
5.その他
植え替えの際、安定しない株も根腐りの対応で紹介したように、ストッキングを利用して安定させます。(ストッキングはナイロンなので土の中で腐らない)
- ストッキングを葉柄と葉柄の間に通し、その2本のヒモを図のように鉢底の穴から出す
- このヒモは伸びるので、植え替えるとき2本同時に引っ張り鉢と株のバランスを取る
- ヒモの端は鉢の横にセロテープで止めしっかり固定する
この方法だと、初期の根が未発達の時に水分を容易に補給できるようになります。また、セロテープをはがし、このままウィックにもなります。
(すぎっちょ所見:男はストッキングって手に入れにくいんだよな・・・今は結婚して妻から貰えるようになったけど・・・独身の男性がストッキングを持ってレジに並んでたら変態と思われるよね・・・または銀行強盗・・・)
・夏はウィック×
常時クーラーをかけて温度管理を完全にしている方は別ですが、夏の暑い時は、ウィックの水がお湯になってしまいます。これではセントも弱ってしまいます。夏はウィックをやめた方が無難です。
・展示会の前には花芽はすべて取る
1重咲きは2ヶ月前、八重咲きは2月前+1週間前に花茎は取ります。
展示会へ向けて花を摘む場合、花茎5mm残して摘み取るのではないかとの質問がありました。展示会が近づき、我が家で咲いたのがあるからといって出品する株では花の上がりが足りません。そこで、「11月の展示会に向けての株に付いて花上がりをよくする為には」と言うことで、時間が足りないが、とりあえず「これは」と思う花のついている株について花摘みを提案します。
この場合は、花茎5mm残しても同じところに2度目の花芽を付ける力はありません。計画的に大株作りをし、充実した株に付いては5mm残すと同じところにもう一度花茎が上がる場合があるのです。
・鉢にメモ
大上さんは鉢に色別のシールを貼っていろいろメモされていました。
- 花を取った日付と本数。写真では一番上のシールで、シールの上で花色も表わしている。
- 葉を取った日付と枚数
- 品種名、特徴、購入時の状態(開花株、成長株、子苗等)、植替した日付(黒色で記入)、増土した日付(赤色で記入)
- 殺虫、殺菌した日付
- 追肥した日付
3番の例
99/3/17 成長株 モネ 5/1 6/8 7/15 8/30 9/20 10/25 11/25
すぎっちょより 講習会で一生懸命メモしたのですが、ところどころ大上さんがおっしゃった事と違う記述があるかも分かりません。その場合はご容赦ください。